心臓A |
冠動脈CT撮影検査、12誘導心電図検査、血圧検査、血液生化学検査、動脈硬化検査 |
心臓B |
心臓MRI撮影検査、12誘導心電図検査、血圧検査、血液生化学検査、動脈硬化検査 |
心臓A&B |
心臓MRI撮影検査、冠動脈CT撮影検査、12誘導心電図検査、血圧検査、血液生化学検査、動脈硬化検査 |
こんな方におすすめです
・胸痛、息切れ、動悸などの症状を有する方
・高血圧・糖尿病・脂質異常症(高脂血症)・肥満などを指摘されている方
・喫煙されている方
・ご家族に心臓病を有されている方
・心臓に不安のある方
冠動脈疾患について
冠動脈は心臓の筋肉に血液を送る血管です。これが詰まって狭くなりますと心臓の筋肉への血流が不十分となり、「狭心症」や「心筋梗塞」などを引き起こします。
「狭心症」は心筋がまだ壊死に陥っていない段階で、胸痛や胸部圧迫などの症状があります。
「心筋梗塞」は心筋が壊死に陥り、胸が締め付けられるような痛みや重苦しさを感じることが多く、重篤な場合は死に至ることがあります。
冠動脈が詰まる原因は主に動脈硬化で、これは老化により血管壁の弾力が弱まってくることが原因である場合もありますが、多くは血管内膜に血液中のコレステロールが蓄積されることにより、脂肪性の沈着物が生じる結果、冠動脈の狭窄を引き起こすことが原因となっています。
心臓MRI撮影検査について
心臓の形態評価や、心臓の壁運動、左心室のポンプ機能、左心室の心筋虚血がわかります。上腕から静脈注射した造影剤が心臓の筋肉(心筋)を通過する過程を画像化したものです。心臓の冠動脈が動脈硬化により狭窄などしていると、造影剤が狭窄部を通過するのが遅れる為、狭窄部より末梢の心臓の筋肉(心筋)において造影遅延が生じる現象を利用したものです。
現在、負荷方法としては、半減時間が極めて短いATPを用い、負荷直後にもすぐに安静時のPerfusion撮像が可能としております。
検査時間の目安
40分~60分程度
心臓MRIを撮影できない方
撮影検査にご協力いただけない方
撮影検査中安静に出来ない方
心臓ペースメーカー、除細動器を体内に挿入している
体内磁性デバイス(初期の脳動脈瘤クリップ、人工内耳、大動脈ステントグラフト)を体内に挿入している
妊娠中、または妊娠の可能性がある
閉所恐怖症
Starr Edwards型の人工心臓弁(金属製の弁です)を体内に挿入している
冠動脈ステント挿入8週間以内
デメリット
多少の騒音がある
心臓ペースメーカーなど体内に金属が存在すると、検査ができないことがある
この検査で判明するデータ
心臓の形態評価、心臓の壁運動、左心室のポンプ機能、左心室の心筋虚血
※心肥大、先天性心疾患、心臓腫瘍などの評価に用いられます。
※心筋梗塞の評価が核医学におけるSPECT検査よりも高分解能に描出することが可能です。
この検査で判明する病気の疑い
心臓の冠動脈が動脈硬化によって狭くなる「狭心症」
心臓の冠動脈が動脈硬化によってつまっている「心筋梗塞」
心臓のポンプの機能が低下している「心不全」
1.着替え
特別待合室にて検査用の衣服に着替えます。
2.MRI撮影室へ入室
当社同行スタッフと病院スタッフにより案内いたします。
3.撮影開始
MRIの寝台の上で上向きに寝ていただきます。
胸部に、心電図測定の為の器械を付けます。
造影剤用の点滴用に腕の静脈に注射をします。
必要時は、心臓の脈を遅くする医薬を使用いたします。
※撮影中は道路工事のような騒音がします。
4.造影剤注射
心臓冠動脈MRI撮影では、検査の途中で造影剤というお薬を腕の静脈から注射します。
※造影剤により胸部が熱く違和感を感じる場合もあります。
5.撮影
6.退出
撮影終了後は同行スタッフの案内により次の検査か待合室へご案内いたします。
7.検診終了後
検診日当日は、造影剤を早く体外へ出すために水分を十分にとってください。
12誘導心電図検査について
現在、最も一般的な心電図検査のひとつです。心臓の電気信号の波形を装置で読み取り、心臓の拍動のリズムなどを検知します。両手首と両足首に取り付ける肢誘導4本と、 胸部に取り付ける胸部誘導6本から構成される検査です。心電図検査では、心臓の拍動のリズムを測定することで心臓に関わる疾患の可能性を調べる目的で検査が実施されます。
検査時間の目安
5分~10分程度
検査を受けれない方
撮影検査にご協力いただけない方
撮影検査中安静に出来ない方
この検査で判明するデータ
12種の心臓の電気信号の波形が記録される方法です。
この検査で判明する病気の疑い
不整脈、狭心症、心筋梗塞、心肥大、心筋症、心膜炎、心臓弁膜症
1.着替え
特別待合室にて検査用の衣服に着替えます。
2.心電図検査へ入室
当社同行スタッフと病院スタッフにより案内いたします。
3.検査開始
寝台の上で上向きに寝ていただきます。
胸部に、心電図測定の為の器械を付けます。
安静後、心電図の検査に入ります。
4.検査
3分ほどで終了です。
5.退出
検査終了後は同行スタッフの案内により次の検査か待合室へご案内いたします。
6.検診終了後
特に気をつけることはありません。
冠動脈CT撮影検査について
心臓の周りを覆う冠動脈をCT装置でX線撮影し、血管の狭窄や梗塞の状態から心筋梗塞や狭心症などの症状の発見に役立ちます。
腕の静脈に造影剤を投与後、数秒の息止めを行っていただいている間にCTスキャンで心臓および冠動脈を撮影、冠動脈の画像をモニターに写し出します。
検査時間の目安
40分~60分程度
冠動脈CTを撮影できなくなる可能性がある方
喘息がある
アレルギー歴がある
冠動脈CTを撮影できない方
造影剤副作用歴がある方
撮影検査にご協力いただけない方
10~15秒の息止めが出来ない方。
妊娠中、または妊娠の可能性がある
糖尿検診の生化学血液検査の結果で肝機能の数値が良くなかった場合
造影剤アレルギーをお持ちだった場合
デメリット
10~15秒の息止めがあります。
造影剤を入れる点滴注射による痛みがあります。
造影剤・心臓の脈拍を遅くする医薬・血管を拡張する医薬を使用します。
放射線の被ばくがあります。
この検査で判明するデータ
心臓の冠動脈の狭窄(つまった程度)
この検査で判明する病気の疑い
心臓の冠動脈が動脈硬化によって狭くなる「狭心症」
心臓の冠動脈が動脈硬化によってつまっている「心筋梗塞」
1.着替え
特別待合室にて検査用の衣服に着替えます。
2.CT撮影室へ入室
当社同行スタッフと病院スタッフにより案内いたします。
3.撮影開始
CTの寝台の上で上向きに寝ていただきます。
胸部に、心電図測定の為の器械を付けます。
安静後、15秒の息止めの練習をします。
必要時は、血管を広げる医薬と、心臓の脈を遅くする医薬を使用いたします。
※きれいな画像を得るためには息止めが大切です。落ち着いた状態でしっかり息を止めましょう。
4.造影剤注射
心臓冠動脈CT撮影では、検査の途中で造影剤というお薬を腕の静脈から注射します。
※造影剤により胸部が熱く違和感を感じる場合もあります。
5.撮影
10~15秒程度の息止め中にCT撮影を4~6回行ないます。
6.退出
撮影終了後は同行スタッフの案内により次の検査か待合室へご案内いたします。
6.検診終了後
検診日当日は、造影剤を早く体外へ出すために水分を十分にとってください。
血圧検査
血圧とは、血管のなかを血液が流れるときの血管の壁にかかる圧力のことです。心臓が収縮して血液を動脈に送り出したときのもっとも強い圧力を「最大血圧」、心臓が拡張して血管にかかる圧力が最低のときを「最小血圧」といいます。
全身にくまなく血液を送るためには、一定の血圧は不可欠です。この血圧が必要以上に高いのが高血圧です。常に必要以上に高い血圧が心臓や血管に負担を与えていれば、脳血管障害や心疾患、腎障害をもたらす危険性が高くなります。これらの病気は、高血圧のみによって引き起こされる場合もありますが、多くは高血圧に伴う動脈硬化の進展が原因になっています。
高血圧症は、その原因はほとんどわかっていません。高血圧症の約80%が本態性高血圧症(原因が明解でないままに血圧が高い)です。それらは遺伝的なものが半分、そして残りの半分は精神的緊張によるストレスや肥満、運動不足、塩分のとり過ぎなどによるものと考えられています。したがって日常生活を改善すれば防止できるのです。
WHO(世界保健機関)の定義によれば、正常な血圧とは最高血圧が140mmHg未満、最低血圧が90mmHg未満となっています。
検査時間の目安
3分~5分程度
検査ができない方
検査にご協力いただけない方
デメリット
検査中に腕に巻くカフが締めつけられて痛く感じる場合がある
この検査で判明するデータ
最大血圧、最低血圧
この検査で判明する病気の疑い
高血圧、低血圧
1.着替え
特別待合室にて検査用の衣服に着替えます。
2.血圧測定
病院の特別控室にて行います。片腕に計測用のカフを巻きつけます。
3.採血終了後
特に気をつけることはありません。
血液生化学検査について
血液生化学検査とは、血液に化学反応を起こさせてその反応の程度から、血液に含まれるホルモンや酵素の量などを測定したことから付いた検査名なのです。 主に腎臓や肝臓などの内臓器官が正常に働いているかどうか、また血糖値や栄養状態、一部のホルモン検査などが行われます。
検査時間の目安
3分~5分程度
血液生化学検査ができなくなる可能性がある方
静脈が細い方
肥満などにより静脈が深い場所にある場合
血液生化学検査ができない方
採血検査にご協力いただけない方
静脈の血液を採取する針を刺すのを拒否した方
デメリット
血液を採取する針を刺す痛み
この検査で判明するデータ
赤血球数
血色素量
白血球数
ヘマトクリット値
血小板
肝機能検査
GOT
GPT
γ-GTP
中性脂肪
総コレステロール
HDL-C、
LDL-C
糖尿病検査
血糖
HbA1c
肝機能検査
ALP
LDH
ZTT
アルブミン総蛋白
A/G比
総ビリルビン
ChE
腎機能検査
尿素窒素
尿酸
クレアチニン
膵機能検査
血清アミラーゼ
この検査で判明する病気の疑い
貧血、肝機能障害、肥満症、糖尿病、脂質異常症、腎機能障害、膵臓機能障害
1.着替え
特別待合室にて検査用の衣服に着替えます。
2.採血
病院の特別控室にて行います。採血用に注射の針を静脈に刺します。その後、血液を採取します。
3.採血終了後
止血用のシールを3時間ほど経過しましたらはがしてください。
動脈硬化検査
この検査では、あお向けに寝た状態で両腕・両足首の血圧と脈波を測定します。時間は5分程度で、血圧測定と同じ感覚でできる簡単な検査です。
動脈とは、心臓から送り出される血液を全身に運ぶパイプのような血管のこと。
ただ単に血液を運ぶだけでなく、状況に応じて心臓に押し戻すなど、ポンプのように効率よく血液を運ぶ作業を行っています。簡単に破れたり詰まったりしなく、強さと弾力性をそなえ持っています
動脈硬化が進行すると心臓に大きな負担がかかるため、高血圧、心肥大、心不全などの心疾患につながります。
また、血管が狭くなったり詰まったりすることで、心筋梗塞、狭心症、脳梗塞、下肢閉塞性動脈硬化症などを引き起こします。
血管が破れると、くも膜下出血など脳出血の危険もあります。
動脈硬化は死死亡つながる恐ろしい症状を引き起こす危険を抱えているので定期検診をお勧めします。
検査時間の目安
5分程度
血液生化学検査ができなくなる可能性がある方
静脈が細い方
肥満などにより静脈が深い場所にある場合
検査ができない方
検査にご協力いただけない方
デメリット
検査中に腕と足に巻くカフが締めつけられて痛く感じる場合がある
この検査で判明するデータ
動脈の血管の硬さ
動脈の詰まっている程度
血管年齢
この検査で判明する病気の疑い
動脈硬化症
下肢動脈梗塞
その他の動脈梗塞
1.着替え
特別待合室にて検査用の衣服に着替えます。
2.検査へ入室
当社同行スタッフと病院スタッフにより案内いたします。
3.検査開始
寝台の上で上向きに寝ていただきます。
胸部に、心電図測定の為の器械を付けます。
両手首・両足首に血圧測定用のカフを巻きます。
安静後、検査にはいります。
4.検査
検査は5分ほどで終了です。
5.退出
撮影終了後は同行スタッフの案内により次の検査か待合室へご案内いたします。
6.検診終了後
特に気をつけることはありません。